ミス防止 ミスを体験して深く学ぶ
ミスの体験を活かす
当たり前ですが、ミスは起きないのがベストです。
なぜなら、ミスがなければ被害が生じないからです。
ですがミスが起きてしまったら、どうすればいいでしょうか。
それは、二度と同様のミスが起こらないように対策を講じ、ミスを活かすことです。
ミスをすると否応なくそのミスを体験することになります。
ミスを発見したときの焦る気持ちを感じ、上司から怒鳴られ恐怖と悲しみを感じ、職場が緊張した雰囲気に変わるのを感じ、同僚の同情した視線を感じます。
被害が生じないように自分自身だけでなく上司や同僚までも慌ただしく動き出し、お客様に被害があれば謝罪の電話をすることになります。
このような「嫌な」体験から、ミスをするとどんなことになるか、感情を伴った教訓を学ぶことになるのです。
このような体験は大きく感情を揺さぶるため、深く学習することができます。
人間は失敗からしか学ばないというのは、逆に言うと、失敗という体験がとても強烈で学習効果が高いことを示しているのです。